2013.04.27

走ってよかった。

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第30回気仙沼つばきマラソンに参加してきました。

4月21日(日)、宮城県気仙沼市大島、晴れ。山の緑と海の青がキラッキラ!つばきと桜がとてもキレイに咲き乱れています。まさに、絶好のマラソン日和です!本当はそんな感じの予定でした。

実際は、4月21日(日)、まさかの雪、気温1.2℃、寒い!え、リアスTシャツ半袖しか持ってきてないけど。

みんなは春が来たと思っている4月も末の大島にまさかの雪が降りました。迷いなく降るボタ雪が、気仙沼の復興はまだまだ、春はまだまだなんですと、全国のランナーに身をもって教えてくれているようでした。

東日本大震災の影響で中断されていた本大会も3年ぶりの開催となり、27都道府県から1748人がエントリーしたようです。復興祈念大会と位置づけ、さらなる復興への足がかりとなることを期待されながらの大会となりました。

10:20、島民とランナーの歓声で盛り上がる中、男女10キロの部がスタート!大島独特のアップダウン地形。覚悟はしていたけれど予想以上につらい。そんな中、やはり力となるのは他でもない島民の皆さまの応援。「大島にきてくれてありがとー」「また来てくださいねー」とおばあちゃんたちとおじいちゃんたち。雪の中傘さして、手振ってくれてました。あぁ、ありがたい。

ランナーの給水コップをもくもくと拾い集めてくれる島の小学生たち。ありがとね。

コースに立つスタッフの皆さん。寒かったですよね?

ワカメ汁とマグロのカマの炊き出しをしてくれてる島のお母さんたち。あったまりました。

エネルギーになるからと、朝ごはんにパスタとバナナを笑顔で用意してくれた父と母。いつもありがと。

船着き場から会場まで知らないランナーをも「寒いがら乗ってがいん!」と車を2台もシャトルしてくれた従兄の兄とお嫁さん。拉致だね!

気のきく身の回りのものを持って笑顔で応援にかけつけてくれた同級生たちと後輩。靴も雪でびちゃびちゃ、手も真っ赤にして写真撮りと誰よりも派手な応援、ありがとね。

そんな周りの人に支えられながら、10キロ完走!感動。

10キロを走ることにどれ程の意味があるのかはわかりませんが、こんなにたくさんの人たちの優しさに触れながら、第30回気仙沼つばきマラソンに参加してきました。さまざまな人がいろんな思いを抱えながら参加したようです。走ってよかった。そう思います。

また来年も気仙沼の復興を見に来てくださいね、全国のランナーの皆さま。気仙沼にも春が近づきますように。

臨時船ひまわりでした。